2014年10月5日日曜日

9月20日(土)国際会議2日目

20日(土)、気持ちのよい朝です。
しかし、私のもっとも緊張する一日が始まりました。

この日は9:00~11:00まで、ポスターセッションがありました。
会場には、みんなに見てほしい資料をパネルなどに展示したブースが
たくさん並んでいました。
様々な国の人が、平和のために取り組んでいる活動を伝えていました。
各ブースには通訳をしてくれる方がついてくださいました。
(英語通訳・韓国語通訳・日本語通訳など・・)

命展は会場の外の廊下で展示させていただきました。
私の通訳をしてくださった、メリード・ハインスさんです。
メリードさんはアメリカの方ですが、今は日本に住んでらして、日本語は
ペラペラです。
まだとてもお若いのに、すでに大学を2つも出られているという・・天才です。
この日、午後から分科会で私は論文発表をしたのですが、私が書いた論文を
英語に翻訳をしてくださったのが、メリードさんです。
メリードさんも平和のための博物館ネットワークの会員の方で、
英語ができない私のために、ボランティアで翻訳のお手伝いを申し出て
くださったのです。
メリードさんも、子どものときから、いろんな動物たちを家族として迎えていた
方です。ですので、命展の活動や私の想いを、とてもわかってくださいました。

たくさんの人に見ていただくために、「This Way」と書いた紙を持って誘導を
してくださっていました。

会場の様子。


西風さん、この日も一緒に伝えてくださいました。



私も会話をしているように見えますが・・
私はメリードさんに通訳をしていただいています。
 
 
 左から、宮崎さん、西風さん、私、親しくなったショーシ・ノーマンさん。
ショーシさんはイスラエルのガラリヤ研究所の方です。
ショーシさんは、ユダヤとイスラムの芸術家たちの描くアート作品が、
二国間の理解の架け橋になるのでは・・という思いで活動をされています。
彼らの展覧会も開かれているそうです。
それぞれの国の歴史の中で、彼らの作品が生まれます。
彼らの作品は、どちらか片方が正しいわけではなく、どちらも正しい。
それは、どの国も、どちらの歴史が正しいかを特定することなく、
他方の歴史も受け入れることが可能であると、いうことを証明できると、
ショーシさんはおっしゃってました。
理解が和解へとつながる・・アーティストたちが平和への架け橋になると
おっしゃっていました。
私の活動や想いもお伝えしました。
人も動物もみんな同じ大切な命・・ショーシさんも、よくわかってくださいました。
素晴らしい活動や研究をされている方と、知り合うことができて嬉しいです。
 
この方はカンボジア大虐殺の問題に取り組まれているエマさんです。
うしろの「同じ星空を見た夜」のジクレー画を購入してくださいました。
エマさんはオーストラリアの方です。
この絵は、エマさんの甥っ子さんへのクリスマスプレゼントだそうです。
クリスマスにこの絵を見せながら、日本で起きた震災の事、動物たちの事、
甥っ子さんにお話されるそうです。
このことは、エマさんの家族にとっても、とても大切なことなんだと、
おっしゃっていました。嬉しかったです。
こうして心から心へ・・大切な想いが、世界に広がっていくのです。

15:50になり、分科会B会場にて、分科会セッション3が始まりました。
ここでは3人が一人20分間、論文を発表し、発表者同士での質問や感想、
会場の方との質疑応答をします。

始めに発表されたのは、ティファニー・ジェンキンスさんです。
ティファニーさんは、アメリカのパソス平和博物館の方で、
子どもの人権についての取り組みを発表されました。

2番目は、中田順子さんです。
中田さんは、戦場体験放映保存の会の事務局長をされている方です。
戦争を体験された方からのインタビューを録画保存し、残す活動を
されていらっしゃいます。

最後に私の番。
私は始めに2~3分だけご挨拶として、自己紹介と命展の紹介などを
英語でさせていただきました。
大切な論文は、みなさんにちゃんと伝えてたいので、
メリードさんにお願いし、代理で読んでいただきました。

私の論文を英語翻訳してくださったのが、メリードさんです。
ですので、論文の朗読は、安心してメリードさんにお任せしました。
※発表しました論文の全内容は、次のブログに掲載しています。
http://chii-ten.blogspot.jp/2014/10/blog-post_60.html


論文発表の最中、NHK京都放送局のキャスター、小野田真由美さんが到着!
京都からノグンリまで、取材にきてくださいました。
きっとこの写真のあたり、取材中だったと思います・・。

会場からの質疑応答があり、17:30、分科会が終了しました。
メリードさんのおかげで、大切なことをいろんな国の人にも
伝えることができました。
私の発表を、平和のための博物館国際ネットワーク代表の、
ピーター・ヴァン・デン・デュンゲンさんが聞きに来てくださっていました。
ピーターさんが、私の発表について感想を伝えに来てくださいました。
「人も動物も植物も、みんな同じ大切な命です」と、ピーターさん。
私の想いが、ピーターさんにも届いて嬉しかったです。

22:00頃、ホテルに帰りましたが、そのまま近くのお店へ・・。
西風さん、宮崎さん、NHK小野田さん、小野田さんのお友達、
翻訳家の野坂悦子さん、私の6人で、鍋を囲んで、マッコリで
再会とお疲れ様の乾杯しました。
鍋はとても辛かったですが、ものすごく美味しかったです!

そこに!後の席の方から、なんと、マツタケの差し入れが!!!

お店の店長さんにお願いし、マツタケを切っていただき、
鍋に入れていただきました。もう・・本当に最高でした。
(※写真の後に写っているご夫婦が、マツタケをくださった方です)
韓国の方でしたので、言葉はわからなかったですが、心に国境はありません。
お店の方、お客さん、私たち・・
この空間には、優しく暖かい時間が流れていました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。