2014年10月4日土曜日

9月19日(金)国際会議初日

私たちが泊まっていたホテルは3つありました。
朝食は、一番大きな、ギムチョン・パークホテルで。
8:00にバス出発ということだったので、7:30に慌てて
ギムチョン・パークホテルに行き、朝食を取りました。

朝からよい天気でした。

宿泊ホテルごとにわかれたバス。
3台で会場に向かいます。

バスで40分。
会場のノグンリ平和公園へ到着しました。

まずは受付けをし、会議参加登録をします。
首から下げる、名札をもらいました。

この日のスケジュールは、9;30~11:00まで、
ノグンリ平和記念館訪問でした。
英語通訳グループ、日本語通訳グループに分かれて行動しました。
コスモスがたくさん咲いていて、とてもきれいでした。

コスモスの中をみんなで歩いて向かいました。

ノグンリ平和記念館です。


始めに、ノグンリ虐殺事件を知るため、映画を見ました。

その後、ノグンリ虐殺のあったトンネルへ向かいました。
※ノグンリ事件については、前のブログを見てください。
http://chii-ten.blogspot.jp/2014/10/blog-post.html


コンクリートの壁に、たくさんの白い印がついています。
これは全部、銃弾の跡です。

丸い印は、銃弾があたった跡。

三角の印は、まだこの中に銃弾が残っているところ。

トンネルの反対側です。
トンネルの天井部分にも銃弾の跡がありました。
壁に当たった銃弾が天井まで跳ね返ったものだそうです。

こちらにも、銃弾の跡・・。

ノグンリ事件から64年が経ちました。
しかし、このトンネルの中に入ると、そのときのまま時間が
止まっているように感じました。
今も、世界のあちこちで続く戦争と、罪のない命が殺されています。
ノグンリ事件のように、隠された真実が、世界にはまだまだたくさん
あるのだと思います。

会場に戻り、国際平和会議開催のセレモニー、
基調講演がありました。

ノグンリ国際平和財団理事長、チャン・クドーさんのご挨拶。
(チャン・ブンヨンさんの息子さんです)

平和のための博物館国際ネットワーク代表の、
ピーター・ヴァン・デン・デュンゲンさんのご挨拶。

コスタリカ前大統領のオスカー・エイリアスさんからの、ビデオメッセージ。
コスタリカの軍隊を廃止し、1987年ノーベル平和賞を受賞されています。

立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長、安斎育郎先生の
基調講演。

基調講演のあとは、アメリカ・日本・オランダなど、
パネリスト4名によるパネルセッションがありました。
テーマは「グローバル時代における平和ミュージアムの教育的使命」。

パネリストの一人、山根和代先生です。
立命館大学、平和学の教授で、国際平和ミュージアム副館長をされています。

実は、今回命展が、この会議に参加できることになったのは、山根先生の
おかげでした。
今年3月に京都立命館大学国際平和ミュージアムで命展を開催させて
いただいた時、山根先生が偶然、観に来てくださいました。
そのときに、今回の国際会議に参加しないかと、声をかけてくださいました。
いろいろお話をさせていただきましたが、とても素晴らしい先生です。

 その後、様々な国の平和博物館の方や、大学の教授の方々の
パネルセッションが、2時間半続きました。

会場の外では、20点を展示したミニ命展を開催していました。
西風さんが、いろんな方々に命展について伝えてくださいました。


予定より1時間遅れて、19:00から歓迎会が始まりました。
韓国の伝統音楽、ナンゲ伝統音楽演奏です。

廊下には、なが~~~いテーブルが置かれ、ご馳走がたくさんでした。
19時過ぎての夕飯。みんなお腹が空いて、長蛇の列ができました。

会場では、ノグンリのワインが振舞われました。
ノグンリはワインが有名です。
とても美味しいワインでした!
・・でも、この後で展示場所の移動があるので、ワインは少しだけにしました。

歓迎会が終わり、明日のポスターセッションの準備がある人を残し、
他の人はバスでホテルに帰っていきました。
廊下に出ていたご馳走が片付けられるのを待ち、展示場所の移動をしました。
始めたのが22:00・・。
西風さん、宮崎さん、私の3人で作業をしました。

何とかできました!
私一人だったらとても大変でした。
韓国まで来てくれた、西風さん、宮崎さんに本当に感謝です。



安斎育郎先生が観に来られました。

23:00過ぎ、ホテルに向かう最終バスが発車しました。
もう、真っ暗でした・・。

ホテルについたのは、0時近くでした。
こんなに遅くなっても、韓国の通訳ボランティアの方は
最後まで送ってくださいました。本当に感謝です。
私はホテルに戻り、明日のスピーチの準備や練習をして、寝ました。

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