最終日は、いつもよりたくさんの人が来てくださいました。
搬出が終わり、ギャラリーオーナーの板倉さんから、展示お疲れ様&私(うさ)の誕生日のお祝いとして、ケーキのプレゼントがありました!
とても嬉しかったです。
搬出をお手伝いしてくださった皆さんと一緒にケーキを頂きました。
(左から参加作家のまつやまけいこさん、たかぎなまこさん、ギャラリーオーナーの板倉さん、私(うさ)ボランティアの柏木裕子さん)
「あーとすペーすGallery Paw Pad 肉球画廊」に来てくれた作家さんのご紹介です。
石巻市の「ももちゃん」を描いてくださった、菅沼晶子さん。
菅沼さんは、命展パート1からずっと参加してくださっている作家さんです。
そしてもう一人…長谷川京平さんです。
実は、長谷川京平さんは、昨年7月にお亡くなりになられました。
命展パート2から参加してくださり、必ずいつもどこかの会場に観に来てくださった、京平さん。
今回のギャラリーから歩いて行ける距離に、京平さんのご自宅がありました。
だから、きっと京平さんは、このギャラリーに来てくださっていたと思います。
今回の命展4の絵は、京平さんは大変なご病気と戦いながら、描いてくださいました。
約2年前、京平さんが私の個展に来てくださった時おっしゃった言葉が、ずっと私を助けてくれています。
「僕は病気のせいで、今は自分の仕事ができなくなってしまいました。手が震えて思うように絵が描けなくてね。でも、この命展の絵だけは、どんなことがあっても描かなければならない。僕はそう思っています。」
命展パート2
「メノウちゃん・ヒヨリちゃん・ムサシちゃん・サクラちゃん・サスケちゃん」
命展パート3「ゴンちゃん」
今回の命展パート4「ポポちゃん」
京平さん、本当に本当にありがとうございました。
これからは、京平さんがくださった想いと一緒に、動物の命も人間の命と同じように大切にされる時がやってくるまで、私はこの活動を続けていきたいと思います。
● 長谷川京平さんの遺作展のご案内です。
今回、2週連続東京の2ヶ所のギャラリーで命展4を開催しました。
しかし…残念なことに、人通りも多く、アクセスも良い東京なのに、命展を観に来てくださった方は本当にわずかでした。来場者数は1日、10人もいませんでした。
お手伝いをしてくださるボランティアさんもどんどん少なくなりました。
新聞やテレビなど、一社にも取り上げてもらえなかったことは、今回東京が初めてです。
東日本大震災から7年が経とうとしています。熊本地震からはまだ2年です。
時間の経過とともに、人の心がどんどん離れていくのを感じます。
大切なことは何もまだ変わっていないのに。
亡くなった命は、声を上げることはできません。
だから、私は亡くなった命の変わりに声を上げます。
命に対する価値観一つで、救える命はたくさんあるのです。
命に対する価値観が変わり、避難所が線引きすることなくどの命も救う場所になるまで、亡くなった命と共にこの活動を続けていきたいと思います。