お渡し会の翌日、19日、命展参加作家のまつやまけいこさんが、気仙沼に来てくださいました。
まつやまさんは、今回、熊本地震で亡くなった猫ちゃんと、東日本大震災で亡くなった、気仙沼の猫ちゃんの2枚の絵を描いてくださいました。
気仙沼の猫ちゃんは、すがとよ酒店の看板猫ちゃんでした。
すがとよ酒店は、昨年10月に、命展パート4の展示会場として、お店の2階を貸してくださいました。
まつやまさんは、直接、飼い主さんにお渡ししたくて、今回、気仙沼まで来てくださいました。
まつやまさんの手から、直接、猫の「クロちゃん」の絵をお渡して頂きました。
すがとよ酒店のお母さんと息子さんです。
「クロ、やっと帰って来たね、お帰り。」そう言って、絵になったクロちゃんにお話しされていました。
そのあと、まつやまさんと一緒に、安波山に行きました。
そこから、気仙沼の町全体を見ることができました。
そこに、こんな看板がありました。
震災前の気仙沼市です。
黄色く囲われている部分が、津波の被害にあった場所です。
震災後、現在の気仙沼市です。
7年という年月を思えば、随分と長い時間が過ぎたように思います。
しかし、被災した町に立ってみたり、被災した場所を歩いてみたりすると、7年という時間は全く感じられませんでした。
亡くなった様々な命に対して、生きている私たちは、まだ何もできていない…そんな風に思います。
亡くなった命の数…想像もできないほどの数の命が亡くなっています。
亡くなった命に耳を傾け、その命が失われた理由を知ること、その中で改善すれば死なずに済むことを考え、探すこと、それが今生きている私たちがするべきことではないかな、そう思います。
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