少し長くなりますが、非常に大切なことのお知らせです。読んでください。
私は東日本大震災が起きてから、人と動物が家族として安全な室内で一緒に過ごすことかできる避難所の形『ペット同伴避難』という言葉を使い、これまで訴えてきましたが、これからは【ペット同室避難】という言葉に変えて訴えていくことにしました。
理由は、環境省が作成していた『災害時におけるペットの救護対策ガイドライン』の内容が、平成28年と平成30年発行版より「ペット同行・同伴避難」について、言葉の意味を変更し記載されたためです。
変更後の『ペット同行避難』の内容は、《ペットと共に移動を伴う避難行動をすることを指し、避難所などにおいて飼い主がペットを同室で飼養管理することを意味することではない》とあります。
『ペット同伴避難』については《避難所でペットを飼養管理することを指し、飼い主がペットと同室で飼養管理することを意味するものではない》とあります。
ようするに、避難所にペットを連れて行く行為を『同行避難』、避難所で飼い主が自分のペットのお世話をする行為を『同伴避難』と言っています。
ようするに、避難所にペットを連れて行く行為を『同行避難』、避難所で飼い主が自分のペットのお世話をする行為を『同伴避難』と言っています。
この『同行避難』は、避難場所でペットのお世話する行為のことだけで、飼い主とペットが一緒の部屋で過ごせるわけではない、と書いてあるのです。
私は東日本大震災から始まり、今日までの約8年、動物を家族に迎えている方々や被災動物の支援、救出活動を続けてきました。
その中で、“避難所の問題”は本当に大切な深刻な問題です。
災害により、住む場所がなくなった方々が命を守るために避難する場所が避難所です。
その避難所で、命の線引きにより、避難できるのに避難できず、命を落とした人や動物たちがたくさんいるのです。
今、人間同士の家族だけではなく、様々な家族の形があります。
人間以外の命を家族として一緒に暮らしている人が日本中、世界中にいます。
大切な家族だからこそ、どんな時でも一緒にいたいという想いは、私は当然のことだと思います。
それは災害時も同じです。
動物を家族に迎えている人にとっては、その動物は子どもと同じような大切な存在なのです。
だから私は【ペット同室避難】と言葉を変えて、その必要性をこれからも伝えていきたいと思います。
もちろん、動物が苦手な人、アレルギーがあるため、動物と同じ部屋で過ごすことが難しい人もいます。そのことを考えることは重要です。
もちろん、動物が苦手な人、アレルギーがあるため、動物と同じ部屋で過ごすことが難しい人もいます。そのことを考えることは重要です。
その問題は、“住み分けをすること”で解決できるのではないでしょうか。
災害時という大変な時だからこそ、住み分けをし、思いやる気持ちを持ち助け合う…そんなことが大切なように思います。
【ペット同室避難】により、人の命も動物の命も全て助けることが出来たらと思います。
皆さんにお願いです。
これからは、『ペット同行避難』『同伴避難』ではなく、【ペット同室避難】という言葉を使い、私と一緒に伝えていっていただけたら嬉しいです!
どうかよろしくお願いします!
災害で消えた小さな命展代表 うさ