2015年7月16日木曜日

新潟~山古志村ー動物愛護センター~

今回、毎日本当にお世話になった、プロカメラマンの朝妻一洋さんと、
NDNのスタッフでもある小池エリさんに、新潟県中越地震で
被害の大きかった、山古志村に車で連れて行ってもらいました。
山古志村といえば、地震のとき、牛や動物たちもヘリコプターなどで救出したこと
で知られているところです。

平成16年10月23日午後5時56分、新潟県中越地方を震源とした、マグニチュード6.8、
震源の深さ13キロメートルの直下型地震が発生しました。
山古志村は、震度6強という強震に見舞われました。
当時の状況はこちらを読んでください。
山古志村HP http://www.yamakoshi.org/culture/culture06.html

交流館には、中越地震の資料館がありました。
当時の写真など、たくさん展示されていました。



牛のことが書いてありました。
今回、職員の方が、案内をしてくださいました。
その方も、被災された方でした。
牛や錦鯉も、ヘリコプターで避難させたというお話もしてくださいました。
しかし、その他の動物たちについては、ご存知なかったようでした。
牛(闘牛)と錦鯉などの産業動物(経済動物)だけでなく、犬や猫、うさぎ
その他、様々な動物も救出したことも合わせて、来場された方に伝えて
いただきたいと思いました。

泉田知事がトークセッションの時に言われた言葉、
『家族である動物も一緒に救出させることは、そのあとの復興にもつながるんです。
 家族が無事だから、頑張れるんです』
本当にその通りだと思います。
人も動物も同じ命であり大切な家族・・そう感じてもらえるように伝えて欲しいと
思いました。

地震で水没した村にも行きました。

当時のまま、残されていました。
今は草に包まれていました。



川に、なぜか、金色の鯉が泳いでいました。

その後、新潟県の動物愛護センターに向かいました。
県の動物愛護センターは、犬や猫の殺処分ゼロにむけて、とても頑張っている
施設です。

玄関に、寄付して欲しいものについて描かれた箱が置いてありました。
犬猫のおもちゃ、タオル類・・など、足りないそうです。
中古でいいそうですので、使っていないものがありましたら、是非、送って
あげてください。


ここは、猫のふれあいルームです。
交代で、譲渡対象の猫ちゃんたちがいるところです。
来館者の方とふれあいます。

この子が・・とてもかわいかったです。
うれしいと、舌がどんどん出てきます。

人懐っこい子でした。
この子は多分、すぐに家族が見つかると思うと、おっしゃっていました。
早く、やさしい方と出逢えますように・・。

この子は里親さんが決まったそうです。
お迎え待ちです。よかったね。

ここは保護された犬のいるところです。

ここは、子猫の部屋。


譲渡対象の子たちは、だいたい、3ヶ月以内で里親さんがきまるそうです。
長くて、わんちゃんが1年ちょっと、と言われていました。
すばらしいです。
そして、何よりもすばらしのが、動物たちのいるゲージに、期限のついた札が
まったくかかっていないことです!
そうなんです。ここにいる子たちは、殺処分対象の子はいないのです。
誰かにもらわれていく日まで、脅かされることなく、ここにいられるのです。

他にもいろんな部屋がありました。
ここは治療室。
獣医師さんがいつもいますから、安心ですね。


ロビーには、幸せになった動物たちの写真がたくさん置いてありました。
このシーズー犬は、ひどい皮膚病にかかり、施設に持ち込まれました。
もちろん、その飼い主は、殺処分される可能性があることもわかって、
持ち込みました。
しかし、その後、やさしい本当の家族と出会い、皮膚病もすっかり治って、
こんなにきれいなわんちゃんになりました。

一度は人に捨てられた動物たち・・今は、幸せに暮らしている子たちです。


人間の身勝手な理由で、命を迎えたり、手放したり・・動物たちの運命は、
迎える人間により決まってしまいます。
どうか、安易に命を迎えないでほしいと思います。

左から、プロカメラマンの朝妻一洋さん、私、小池エリさんです。
朝妻さん、小池さん、新潟では本当に本当にお世話になりました!

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