2014年4月6日日曜日

イタリアから帰国しました!

イタリアではインターネットが使えなかったので、ちょっと遅くなりましたが、
ボローニャブックフェアでのことをお知らせしたいと思います。

ボローニャブックフェアは3月24日~27日の4日間でした。
22日に成田空港からイスタンブール経由で23日ローマ空港に
到着しました。
イスタンブールでは(♪飛んでイスタンブウウ~ル~~♪)と心で歌いながら
乗り換えました。

ローマに着き、その後ボローニャへ向かいましたが、さすがイタリア・・
列車が遅れて21時ごろ到着しました。

ボローニャ駅です。

ボローニャブックフェアの前に、ボローニャの町を少し紹介します。
ボローニャにはボローニャ大学という、ヨーロッパで最古の大学があります。

これは有名なボローニャの斜塔。

駅の近くのガッリエラ門。
ボローニャはかつて、城壁で囲まれていました。

エンツォ王の宮殿。

雨が降った、夜のボローニャの街。
濡れた石畳が灯りに照らされてて、きれいでした。
 
24日9時からボローニャブックフェアが始まりました。
今回のボローニャブックフェアに参加した目的は、
私の今まで描いた絵本や新作絵本と、先日くもん出版から
出していただいた絵本「ぼくは海になった」の売り込み、
命展の活動を他の国の方にも伝えること、岩手県が作ってくださった
「東日本大震災で失われた小さな命を想う」の英語版の配布・・です。
4日間、頑張ってきました!
 
ボローニャブックフェアの会場入口です。
いつもワクワクします。


25・26・19・30と4つの大きな会場があります。
その中に、世界中の絵本の出版社や書店があります。
会場の様子です。
いろんな国の出版社のブースがあって、ここは小さな地球です。




犬も一緒に・・。

うさぎも・・

リスも・・

日本の出版社のブースには、命展の参加作家さんたちの絵本も
並んでいました。
かわかみ味智子さんの「ねこ ばんざい」
http://kinderbook.jp/shopdetail/000000000010/

垂石眞子さんの「なっちゃんときげんのわるいおおかみ」
http://books.rakuten.co.jp/rb/11189580/

同じく垂石眞子さんの「かわいいこねこをもらってください」
http://books.rakuten.co.jp/rb/4853228/
あんびるやすこさんの「ハーブのティーパーティー」http://books.rakuten.co.jp/rb/12463733/
             「ハーブ魔女の不思議なレシピ」
http://books.rakuten.co.jp/rb/4365577/

私の絵本もありました。嬉しかったです。
オーストリアの出版社「Nilpferd In Residenz」です。

この絵本は文章は命展参加作家のたかぎなまこさんです。
絵が私です。タイトルは「Was Flauschiges 」
http://www.amazon.co.jp/Was-Flauschiges-Namako-Takagi/dp/370172119X

今回はたかぎさんも初めてボローニャブックフェアに参加されました。
Nilpferd In Residenzの編集者コーネリアさんと。
4年前、コーネリアさんとの出会いで出版に結びつきました。
 

そしてもう一つ、韓国の出版社「BFbooks」にもありました。
タイトルは「Tiny Monkey and the Flower」です。
この出版社は、視覚障害のある子供に向けての点字絵本を多く出版
されているところです。

会場を入ってすぐの、多くの人が集う場所に、岩手県の小冊子を
置かせていただきました。きっと多くの人が見てくれたと思います。
この英語版小冊子、実はまだ製本はされておらずダウンロードのみでした。
それを今回のボローニャのために、釜石保健所のみなさんが手作りで
30冊作ってくださったのです。

作っていただいた30冊、本当に理解していただけた各国の出版社の
方々にお渡ししてきました。
スペインの出版社「OQO」のエヴァさん。
エヴァさんは、7年前に始めてボローニャに行った時に出会いました。
命展の活動も知っていて、スペインからいつも応援してくださっている
方です。

そして、この方は、絵本作家のアンドレ・ダーハンさんです。
アルジェリアで生まれ、今はパリで暮らしていらっしゃるそうです。
http://www.andredahan.com/
アンドレ・ダーハンさんは、震災チャリティー展などにも多く
参加されている方です。
震災の事、命展のこと・・いろいろお話をさせていただきました。
とても真剣にお話を聞いてくださいました。
アンドレ・ダーハンさんにも、岩手県の小冊子をお渡ししました。
今後、何かできることがあれば・・と言ってくださり、名刺をいただきました。
 
日本でもたくさんの絵本を出されています。
 
ボローニャの4日間は、多くの国の方々に出来る限りお話をしてきました。
各国の災害時についても、いろいろ聞きました。
イタリアは避難所というものは特にないらしく、
各家族ごとまたは、2家族ごとに、一つテントを配布するそうです。
なので、当然動物も一緒に連れて避難できるそうです。
国により、災害時の対応の方法は違います。
人と動物にたいしての扱いの違いも、国により様々でした。
この問題は、日本だけの問題ではないと、あらためて思いました。
災害は世界中、いつどこで起きるかわかりません。
いざというとき、自分の大切なものをしっかりと守ることができるような
世の中になっていって欲しいと思います。
そのために、今自分に出来ることを精一杯考えていきたいと思いました。
 

ボローニャブックフェアのこの時期は、いつもイースター前で、
お店にはかわいい、うさぎのチョコがずらりと並びます。
(うさぎが生まれ変わりの卵を運んでくるという言い伝えから)

うさぎ好きにはたまらない時期です。

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